广に黄色の旧字体

〇〇エンジニアの肩書のつかない、冠器用貧乏な炭鉱のカナリア

CORSAIR製メモリが故障したのでメーカー保証に問い合わせる【返送編】

この記事の続きです nakakiiro.hateblo.jp

自動応答で回答到着

自動メールのようですが、一応返信メールは翌日早々に届きました。 内容はサポートチケットが登録されたというもので、問い合わせフォームでは要求されなかった証明書が必要とのことです。 とりあえずAmazonから領収証を落としてきて、PDFをメールに添付して送りました。

For warranty service, we require a proof of purchase and product/model information including your serial number. If you haven't already provided this information, please reply to this message to add the information to this ticket.

サポート担当者からの返信到着

PDFを送信した翌日、担当者からも返信が到着。 返送元(自分の住所)と、RMA(Return Merchandise Authorization)の対象かどうかを確認するため、3つ確認してくれというオーダーでした。

  1. Had you had a chance to try the RAM on another motherboard to see if the issue persists?
  2. Please test the RAM on Memtest86 and provide the result for our reference.
  3. Have you checked the DRAM QVL of your motherboard? If not, we suggest you could check it from the motherboard official website. If this dram is not in the DRAM QVL of your motherboard which means this issue might be caused the compatibility issue instead of the dram

ということなので、確認していきます。 memtestのためにメモリ差し替え直しや、この時代に余ったUSBメモリを何処かから見つけてくる等、地味な苦労がありますがやっていきます。 マザーボードは1つしか持っていないので、できませんでしたと回答しています。

Memtest86での検査

検査手順は他のブログに任せるとして、大まかな流れだけ書いておきます。 32*2の64GBのメモリをテストするのに4~6時間くらいかかりましたので、実施するタイミングは気をつけたほうが良さそうです。

  1. Memtest86+のUSBインストーラをダウンロード
  2. インストーラを起動、インストール先を指定できるので使用するUSBドライブを指定
  3. BIOS設定画面から、USBドライブから起動するように設定
  4. リッチな画面が起動するので、RunTestを実行

エラー画面は心臓に悪いので割愛しますが、結果としてエラーが出力されました。 操作を進めていくとレポートをHTMLで出力するかと聞かれるので出力します。 ファイルはUSBメモリの中に保存されていますので、これをメールに添付して送りました。

www.memtest.org

DRAM QVLの確認

QVL(Qualified Vendor List)は、マザーボードメーカーが動作保証を行っているメモリキットのリストで、大抵は公式ページから検索することができます。 ASUSのマザーを使っているので、ダウンロードセンターから検索を行っていきます。

AMD対応のマザーボード・型番を指定するとリストが出てくるので、CORSAIR製の32*2GBと条件を指定して、使用しているメモリを探します。 書かれていることが保証できればよいので、マザーボードの型番とメモリの品番が映るようにスクショを撮って、こちらもメールに添付して送りました。

www.asus.com

RMA交換の受領連絡

住所・購入記録・Memtest86+の検査結果・QVLのサポート これらを送信した後2〜3日後に、RMAで交換するから送ってくれとメールがありました。

Thanks for your information. We will process Standard RMA for this case.

Please help to return the defect unit according to the instruction of approval. We will arrange the replacement for you after the defect unit return to our system.

別メールでPDFが送られてきます。 A4で2枚のものですが、1枚目を印刷して下半分を小包に内包、上半分を小包に貼り付けていきます。

そして郵送へ

発送の準備が出来たので、今回は日本郵便で送ることにしました。 窓口に持っていったら、海外発送はWebアプリからラベルを作る必要があるとのことで、窓口のタブレットを借りて入力してラベルを作成しました。

事前にWEBからも作れるようですが、会員登録が必要だったりするのが活かしてないです。 国際郵便マイページサービス | 日本郵便株式会社

書留小包で送って910円の送料です。 日本国内だと送料メーカー負担のところもあったりしますが、基本的には送り主持ちですね。

おわりに

あとはメーカーからの返送まちです。

やり取りが英語なので苦手な人は躊躇するかもしれませんが、やることはシリアル番号調べて、動作検証して、梱包して送るだけなので、国内のサポートセンターを介するのと変わらない印象でした。 一度やってみてかなりコツを掴んだので、今後はサポート利用を諦めずにどんどん問い合わせてみようと思います。