第2回 湘南Kaggler会 に参加してきました
はじめに
2025/04/13(日)は、鎌倉某所で開催された湘南Kaggler会に参加してきました。 Kaggle などのデータ分析コンペが好きで、湘南付近に住んでる人(or 海が好きな人)が集まるイベントです
関東 / 関西と違い、そこそこClosedであるがゆえのアットホームな空気感のある素敵なコミュニティイベントだったと思います。 アットホームな空気感を私も大事にしたいので、あまり深くは触れずに、参加者が個人的に公開している内容にだけ触れていきます。
会場の様子
会場の雰囲気は写真の通りで最高でした!
開始前から、室内のDJ用ターンテーブルやボードゲームを眺めながらワイワイと盛り上がり、備え付けのキッチンスペースでコーヒーを淹れていただきつつ各々が持ち寄ったお土産をつまみながらと、全員がリラックスできる居心地の良さを感じました。

LT会(前半)
プロンプトエンジニアリングの手法、Kaggleでの使われ方 まとめ
LT会のトップバッターは@shinchir0さんでした。
会場限定の小ネタも挟みつつ、内容はFine-Tuningは時間も金銭コストも掛かるので、出来るんだったらプロンプトエンジニアリングでどうにかしたいよね。から始まる、プロンプトエンジニアリング研究の流れとその解説、そしてKaggleでどの様に使われてきたかに付いて紹介いただきました。
意外とCoT(Chain of Thought)からSelf-Consistencyによる改善、ToT(Tree of Thoughts)へといった流れを網羅的に整理した資料は少ないので、これが決定版になるのでは?という気がします。
後半のKaggleでの使われ方パートも、EEDIや、AIMO、AIMO2のソリューションでどのようなプロンプトが有効だったか、プロンプトのどの部分が有効だったかの考え方にまで触れていただき非常に勉強になりました。
第二回湘南Kaggler会の発表資料です!プロンプトエンジニアリングの最近の手法、Kaggleでの使われ方についてまとめました! #湘南Kagglerhttps://t.co/pyTMbUbUDz
— しんちろ (@sinchir0) 2025年4月13日
質疑タイムでは、CoTやToTで振返りさせたりするのは、推論型モデル(OpenAI o3など)においても有効なのか。という質問に対し、登壇者だけでなく参加者の間でも知見や意見が飛び交っていたのが非常に印象的でした。
割と発表者が責任持って回答するような空気感が、勉強会や学会大会などでもありますが、納得行く回答を得るためにクエスチョンをみんなで議論すれば良いという合意が会のはじめで出来たのは非常に素晴らしかったと思います。
Reasoningモデルの Prompting Engineering について以前AnthropicやOpenAIからガイドラインが出てましたね。アンチパターンはあるみたい。#湘南Kaggler https://t.co/XG8y7EJohd
— こへっち (@kohecchi) 2025年4月13日
こんな小ネタもありましたが、参加された方だけくすっと笑ってください。
前半戦の振り返りクイズ
— HIROSE Tomoki(広瀬 友貴) (@nakakiiro) 2025年4月13日
#湘南Kaggler https://t.co/zqvQRm7KMM
当初ネタLTのはずが、直前でKaggleのバスケコンペでソロ金取れてしまった話
つづいては、@Wakama1994さんによる、バスケコンペでソロ金が取れたというお話でした。 バスケコンペが金融コンペと同様にサブミット期間終了後から実際に発生した事象に対してLBを更新していく性質のものなので、波乱も起きやすいコンペとなったようです。
内容のポイントと感じたのは大きく2点で、1つ目は過去の反省を活かせたこと、2つ目はコミュニティの存在です。
CIMBTRでメダルに届かなかった反省として、ディスカッションの読み込み不足が自分たちを信用しすぎた事をあげていました。 ここで、駄目だったな、上手くいかなかったで終わらせることなく糧とし、すぐさま次のコンペで反省を踏まえて取り組めたからこそのメダルだったんだなと感じました。
また、チームを組んでお互いコワーキングスペースを借りたり、ソロ金獲得で他社ならプレス出すくらい凄いことだと広報に掛け合ってくれる仲間がいたりと、コミュニティの存在の大ききさも印象に残っています。 継続や努力を支えてくれる仲間がいることは、モチベーションの維持にも繋がるし、何よりも楽しいですよね。 懇親会含めて会のなかで度々「Kaggleを通じてつながる」という話題がでていましたが、まさにそれを体現しているようなエピソードでした。
最後に、「Masterだったら賞金取ってると思った」という強烈な名言が飛び出して盛り上がりましたが、賞金獲得のためのInformation Gatheringに四苦八苦されているとのこと。 これを読んでいるMasterの方がいれば、ぜひアドバイスをしてあげてください(笑)
#湘南Kaggler 会で、先日solo金を取れた話をしました!
— wakamatt-chan (@Wakama1994) 2025年4月14日
皆さんから質問沢山出て、とても有意義な時間でした!
主催者の@chimuichimu1
さん @yutatatatata
さん、このために来てくださったバンドマンの @johannyjm1
さんありがとうございました! https://t.co/OG5j643SpC
演奏タイム(!?)
途中、休憩を挟みながら@johannyjm1さんによる、演奏タイムもユニークな企画でした。 セットリストは押尾コータローで↓↓↓のとおり。
- SPLASH
- ハッピー・アイランド
- again...
みんなでTSUMAMI🎤 #湘南Kaggler pic.twitter.com/ROKPAGxwiC
— こへっち (@kohecchi) 2025年4月13日
また、サカナクション・怪獣や、湘南ということもありサザンオールスターズのTSUNAMI、波乗りジョニーをみんなで歌ったりと、良いリフレッシュタイムでした。
やっぱ楽器弾けるのはカッコいい。。。
LT会(後半)
朝Kaggleのすすめ
そんなこんながあり、後半一発目は@chimuichimu1さんによる発表です。
夜だと(そんなはずないのに)時間がたくさんあると思い込んでダラダラしてしまったり、体調に影響が出てしまったり。
そんなKagglerあるあるの悩みを解決するために、朝Kaggleの提案と、実際にatmaCup#19期間中に取り組んでみた感想をお話しいただきました。
内容は是非資料に目を通していただければと思いますが、会場の内容で印象に残ったのは、どう習慣化していくかといった取り組み意識やその中ででたIF-Thenルールを取り入れているというお話です。 「寝る前にスマホ触らないようにここに置く」はよく聞く・効く方法ではありますがなかなか実現が難しく諦める方も多いルールです。これを朝方Kaggleを始める前から既に取り組み始めているあたりに強さが垣間見えましたし、その継続の芯として「例外を作らない」という言葉が強く印象に残りました。
強い人は強いなーで終わらせず、次回のatmaCupでは順位上回れるよう頑張りたいなと思います。朝方で。
湘南 Kaggler 会で分析コンペの取り組み方について話しました! #湘南kaggler https://t.co/18X8HPEffl
— chimuichimu (@chimuichimu1) 2025年4月13日
UM - Game-Playing Strength of MCTS Variants 11th. Place solution
アットホームな空気感のなか、ガチガチにソリューション紹介をもってきたのが@Ryukwirtさんです。流石ですね。 内容はUMコンペというボードゲームをゲームAI同士に戦わせたときの勝率を予測するというコンペの金メダル解放の紹介です。
提供データに対するEDAの細かさに限らず、出てきたFold毎のゆらぎに対してどう仮説を立てて解消していくかという取り組みかた。 また、朝Kaggleのすすめで出てきた、夜ふかしで体調を崩しがちなKagglerあるあるのど真ん中を圧倒的な熱中度突っ切っていく、その勢いや熱中度にMaster昇格・ひいてはGMを目指す強さを垣間見た気がします。
Slack等でよくあるtimeがうまく機能していたのも印象的でした。 timeは会社でやろうとするとだいたい上手くいかないのですが、Kaggleというプラットフォームを通じて、ゴールと熱量とレベルが揃っている最高の状態を作り出せているのかというあたりまえの気付きが個人的には収穫でした。
湘南Kaggler会の発表内容、UMコンペ(MCTSエージェント同士でボードゲームをさせて勝率を予測するテーブルコンペ)の金ソリューションです
— Ryushi (@Ryukwirt) 2025年4月13日
"UM - Game-Playing Strength of MCTS Variants 11th. Place solution"https://t.co/qJI60zIsIA
#湘南Kaggler
ええっと、音声とかでよく使うのって、メルス・・・なんだっけ?
最後は、@sugupokoさんの、周波数変換方法についてのまとめです。 皆さん御存知の通り、ディジタル信号処理(あえてこの書き方)は、画像処理であっても光波長を映像信号に変換して画像化しているので(赤が700nm、緑が546.1nm、青が435.8nmとか)で触れますし、非破壊検査でエコー波扱ったり脳波脈波から加速度まで医療系センシングデータを扱うときにも時間領域から周波数領域に~は、初手k-means初手LGBMくらいの基礎になっていると思います。
その時よくでてくるのはFFTですが、そもそも何故やるの?他にどんな方法があるの?どうやってHMSで1st取ったの?について、触れられた内容となっていました。
信号処理の教科書などでしっかり勉強すればよいのですが、ライトにまとまっている資料はない(これくらいは当たり前で話が進んでいる)なーという気がするので、これもまた@shinchir0さんのLTに続いて決定版となると思いました。
https://x.com/sugupoko/status/1911382643083468855
さいごに
後の流れから察するに、おそらく募集終わっていたんだろうなという中で一枠入れ込んでいただき、運営の皆様には非常に感謝しています。 この場を借りてお礼申し上げます。非常に良い会に参加させていただきありがとうございました。